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2010年度版
法科大学院適性試験まであと少しになりました。今年は少し受験者が少ないようですが、その重要性は変わりません。皆さん、頑張ってくださいね。「完全攻略ブック」で十分準備してください。
さて第4問の問2選択肢解説に訂正がありますので、ご覧ください。
●●2010年度版法科大学院適性試験完全攻略ブックの中の08年大学入試センター適性試験第4問の問2の解説に校正ミスがありました。
選択肢D以下、Solution!までの解説を次のように訂正いたします。
○D法律は、(単語の厳密な意味では、)実りある唯一の研究の対象になるにはそれ自体あまりに多様すぎる諸現象の形式的な包みであり、/法は諸現象すべてを包含していない。
→前半「形式的な包みであり」までは第9文の内容そのままであるから、もちろんOKである。後半は課題文では「(法律は)それらの現象のひとつをも汲みつくすことはない」となっている。「汲みつくす」は比喩だが、「包み」となっているので、「包含する」と同じ意味だろう。それを使って書き換えると、選択肢は「法は諸現象すべては包含していない」、課題文は「法は現象のひとつも包含できない」となって、課題文の方が強い意味である。選択肢は課題文より弱い内容を表しているので、内容的に不十分であるが、間違いとは言えない。他に、これより正確な選択肢がなければ、これが正解。
×E法制史は,(実に多様であるとはいえ共通した人間の行為に従属した)諸現象に,不完全ではあるが,現実に対する十分な視点を与える。
→ここも、翻訳文に特有の事情だが、修飾が長くなっているので整理して考える。まず「諸現象」の前の修飾は無視する。すると、後半の「不完全ではあるが,現実に対する十分な視点を与える」は課題文のラスト「不完全ではあるけれどもその限界内では大いに明るい光を投げかける。現実に対するひとつの視点を与える」に対応する。しかし、ここに「十分な」があることに注意したい。明らかに「十分な」よりも「大いに」は弱い意味にしかならないので、選択肢は課題文をより強調して、言い過ぎになっている。
Solution! 限定・強調の扱い方
問2の内容判別では、選択肢の吟味に「のみ」「だけ」などの限定の言葉、あるいは「十分」などの言葉に惑わされるだろう。論理のレベルで考えるところと、日常語のレベルで考えるところが微妙に入り交じっているからだ。
普通は「のみ」「だけ」などという限定表現が選択肢に使われている場合は、課題文より意味が強くなっている=情報が増えている場合が多いので、余計な情報が含まれているとして、間違いになる確率が多い。
「のみ」「だけ」などの限定表現→余計な情報が含まれている場合が多い
問2は、この法則を応用すれば問題なく解けるだろう。●●
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