公務員試験受験者向け

『文章が面白いほど上手に書ける本(超解)』

吉岡友治 著  あさ出版 
定価 1,188円(税込み) 
 
  

 

 あさ出版という会社から『文章が面白いほど上手に書ける本』という本が発売されました! ビジネスパーソンには、「文章を書くための本」は根強い人気があるそうで、この本も、そういうビジネス・スキル・シリーズの一冊に入っています。
 内容は、一文をどう書くことから始まって、修飾や言い回しの問題、さらには文を上手に見せる工夫、さらには、段落をすっきりと見せる技術、結論のつけ方、など、企画書や報告書、さらには、弔辞の書き方(!)まで、体系的で面白い「ビジネス文書の書き方」になっていると思います。以下に、目次の一部をご紹介しましょう。

文を書く基本の基本
第1章 文を書く基本の基本
1文とは「誰かが何かをする」こと
いさぎよく言い切るのが基本/主語と述語をちゃんと出会わせる/思ったことに「思う」は要らない/むやみと読者に問いかけない
2修飾は簡潔にする
長い修飾はじれったい/「とても」だけではすごくはならない/へりくだりすぎは印象を悪くする
第2章 文を整理する
3接続詞を活用する
「そして」「また」はゴチャゴチャする/最後に「また」で終わらない/「だから」「なぜなら」はきちんと使う/指示語不明にしない
4言い回し・表記にも気を使う
ブラックよりホワイトを目指す/箇条書きはほどほどに/読点の工夫だけでは読みやすくならない(以下、省略)

 どうでしょう? 「れる」「られる」の使い分け、「が」と「は」の意味の違いなど、凡百のビジネス文書の書き方とは、ひと味もふた味も違う内容になっていますね。さらりと読めるので、ぜひ一度お手にとって見て下さい。なお、著者の肩書きは「カリスマ文章指導者」になっています(笑)。本人は気恥ずかしいのですが、ビジネス本では、こんな書き方も「あり」なのだそうです。

 

 


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