公務員試験受験者向け

『2020年度版 論文試験頻出テーマのまとめ方』

吉岡友治 著  実務教育出版 
定価 1,512円(税込み) 
 
  2020論文試験 品ひゅつてー眞埜まとめ方

2020年度版です!

 新年度版『公務員論文試験 頻出テーマのまとめ方』が発売されました! 初年度版を書いたのは21世紀のはじめの頃。図書館に朝から晩までこもって、資料を数百冊読んで仕上げました。それから毎年改訂しながら19年。おかげさまで累計30万部を超えました。今までの読者のみなさまには、本当に感謝したいと思います。
 公務員試験では、よく「不偏不党」や「公平」が大切だと言われます。もちろん、その通りですが、それがいきすぎて、問題をぼかしたり形式的な記述になったりしては本末転倒です。
 本書では、読者の方々が自分で考えを深め、問題の本質に真っ直ぐて接近してもらうことを重視しています。だから、構造を示したり、注目すべき試み・アイディアを積極的に紹介したり、と工夫しています。グラフや図、写真も積極的に示して、検証の手がかりにしました。 試験官が見たいのは、問題についての、その人の「思考力」「構想力」であり、他人の意見の適当なつぎはぎではないのです。
 毎年「小手先の合格テクニックではなく、内容の濃い記述で勉強できてよかった。合格後の仕事でも幅広い教養として役立った」とコメントが寄せられます。そう言っていただけるのは本当にありがたく、この姿勢が間違っていなかったのだな、と感じています。
 今年のトピックは「国際化と移民社会」。少子化で日本人の数が減少する一方で、日本社会で働く外国人の数は増え続けています。現在の経済規模を維持するには、外国人労働者はすでに必要不可欠の存在なのです。しかし、その受け入れ体制はつぎはぎだらけで、多くの問題が発生しています。今年度は在日ベトナム人が集まる仏教寺院を直接取材して、その実態に迫りました。避けて通れない問題にどう直面して解決を探るのか、公務員志望者の思考を問うテーマです。

 


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